幻影の書

幻影の書

幻影の書

ストーリー
『救いとなる幻影を求めて――人生の危機のただ中で、生きる気力を引き起こさせてくれたある映画。主人公は、その監督の消息を追う旅へ出る。失踪して死んだと思われていた彼の意外な生涯。オースターの魅力の全てが詰め込まれた長編。オースター最高傑作!(AMAZON解説より)』

最高傑作って言われてるのね(知らなかった)。
静かに静かにひたひたと染み込んでくるような主人公の喪失感・悲しみ。
映像が浮かんでくるほどの精密に描かれたヘクターの物語、創作の映画。
全体に暗い悲しみに満ちた世界に
救いのような鮮やかな色彩のアルマ。
その鮮やかさも理不尽に主人公から奪い去られる。。。

読んでいてドキドキした。
素晴らしいってわかるけど
悲し過ぎてってすきっていえないなぁ。
はぁ。