オリーヴ・キタリッジの生活

オリーヴ・キタリッジの生活

オリーヴ・キタリッジの生活

すべての人生が、いとしく、切ない。ピュリッツァー賞を受賞した珠玉の連作短篇集。

アメリカ北東部の小さな港町クロズビー。一見静かな町の暮らしだが、そこに生きる人々の心では、まれに嵐も吹き荒れて、生々しい傷跡を残す――。
穏やかな中年男性が、息苦しい家庭からの救いを若い女性店員に見いだす「薬局」。
自殺を考える青年と恩師との思いがけない再会を描いた「上げ潮」。
過去を振り切れない女性がある決断をする「ピアノ弾き」。

13篇すべてに姿を見せる傍若無人な数学教師オリーヴ・キタリッジは、ときには激しく、ときにはささやかに、周囲を揺りうごかしていく。

どれもすばらしく感じた。
上げ潮が一番好き。
降りかかるしぶき上げる海水
必死に腕にしがみつかれるような感覚
ものすごくリアル
物語のチカラ
ほぉ・・・!とため息つかされる